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NiFAニュース 第109号

令和5年9月30日発行

活動の報告・説明

第25回国際ユースサッカーin新潟
U-17ベネズエラ代表の優勝で幕を閉じる

第25回を迎えた国際ユースサッカー in 新潟は、U-17日本代表・U-17ベネズエラ代表・U-17ニュージーランド代表・U-17新潟選抜を迎え、新潟市を会場に4チーム総当り戦で開催されました。

本大会はユース世代の強化や国際振興を目的に1997年から開催され、今年で25回目となりました。 今年は11月に開催されます「FIFA 2023 U-17 ワールドカップ」出場のU-17日本代表(AFC U-17アジアカップ1位)、U-17ベネズエラ代表(南米U-17選手権3位)、U-17ニュージーランド(OFC U-17選手権2位)の3チームがワールドカップの前哨戦として出場しました。 U-17新潟選抜は、2022年度国体少年男子5位(U-16)の中心メンバーで「自分たちの実力を更に成長させたチームで、どこまで通用するか」挑戦者として挑みました。日本代表、各国選手たちも将来のワールドカップ出場を夢に力をぶつけ合う大会でした。

U-17新潟選抜の戦いは、初日のU-17ニュージーランド代表には前半23分に先制し、28分には追加点を奪い、後半早々、相手に押し込まれて失点したが強固な守備で相手に追加点与えず白星スタート。 第2戦のU-17ベネズエラ代表には前半中盤にパス回しでボールを奪われ失点、後半は積極的なプレーで果敢に攻め込みシュートを放ったが、相手の強固な守備でゴールを奪えず惜敗。 最終戦は個々の技術力で上回るU-17日本代表に序盤から試合を支配され守勢に回り、相手の厳しいプレスとパスワークにより5失点するも、後半にはスピードやパスワークなど個々の得意なプレーを発揮し、1得点を奪った。結果は3位で大会の幕を下ろしました。

試合を通して挑戦者として果敢に挑み、自信につながったプレーは随所に見られましたが、一方で速さ、強さ、フィニッシュの精度や奪いきるポイント、決定力など力の差が見られ今後の課題として本県サッカーを担うユース世代がどんな成長をとげるか、今大会の手応え、悔しさを糧として今後に向けて有意義な大会でした。

第25回国際ユースサッカー in 新潟 大会結果

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U-17 ベネズエラ代表 U-17 日本代表 U-17 新潟選抜 U-17 ニュージーランド代表 勝点 得点 失点 点差 順位
U-17 ベネズエラ代表 - 3 ○ 2 1 ○ 0 2 ○ 0 9 6 2 +4 1
U-17 日本代表 2 ● 3 - 5 ○ 1 2 ○ 0 6 9 4 +5 2
U-17 新潟選抜 0 ● 1 1 ● 5 - 2 ○ 1 3 3 7 -4 3
U-17 ニュージーランド代表 0 ● 2 0 ● 2 1 ● 2 - 0 1 6 -5 4

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新潟市陸上競技場 9月14日(木) 15:30~ Uー17日本代表 vs Uー17ベネズエラ代表
9月14日(木) 18:15~ Uー17ニュージーランド代表 vs Uー17新潟選抜
新潟市陸上競技場 9月16日(土) 15:15~ Uー17日本代表 vs Uー17ニュージーランド代表
9月16日(土) 18:15~ Uー17ベネズエラ代表 vs Uー17新潟選抜
デンカビッグスワンスタジアム 9月18日(月・祝) 15:30~ Uー17日本代表 vs Uー17新潟選抜
9月18日(月・祝) 18:15~ Uー17ベネズエラ代表 vs Uー17ニュージーランド代表

第25回国際ユースサッカーin新潟
小学校訪問交流会開催報告

国際ユースサッカーin新潟の関連イベントとして、9月15日(金)に新潟市立荻川小学校にU-17日本代表、新潟市立亀田小学校にU-17ニュージーランド代表、新潟市立葛塚小学校にU‐17ベネズエラ代表チームが訪問しました。

体育館で各代表チームの選手は、大歓声と拍手で素晴らしい歓迎を受けると、子どもたちからのリクエストで選手たちは世界レベルの華麗なリフティングやシュートなどの技を披露、また全員参加でパスやシュート練習、ミニゲームを行い児童も選手も体育館を走り回り大いに盛り上がりました。

最初は緊張しているように見えていた子どもたちも、ミニゲーム後はすっかり打ち解け笑顔いっぱいになり、「すごい!」「かっこいい!」などの声が連発、選手たちとの交流会で体育館は熱気に包まれ、選手たちも大汗を掻きながら子どもたちとの時間を楽しみ元気をもらいました。

最後には、子どもたちから「とても楽しい時間でした。次はワールドカップで皆さんを見たいと思います」と大会に向けて激励のメッセージを貰い、皆で集合写真を撮りました。選手や子どもたちにとって素敵な時間となりました。

第44回北信越国民体育大会 結果

少年男子、少年女子、成年男子が本国体への出場権を獲得しました。

競技組み合わせ

▼成年男子の部
▼少年男子の部(変則リーグ)
▼少年女子の部

大会・試合に向けての抱負

北信越国体を終えての報告、感想、
本国体に向けての抱負について

新潟成年男子 監督
JAPANサッカーカレッジ
金子 俊也

この度、第44回北信越国体において優勝という成績を収めることができ鹿児島国体への出場を決めることができました。 2年連続での本国体出場を決められたことに喜びと胸を撫でおろす思いでもあります。
新型コロナウィルスが5類となり、コロナ禍が落ち着いてきている時期であったとはいえ、サッカー競技においても見えない不安や緊張感が続く中、大会開催にご尽力いただいた協会関係者の皆様、大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今年の新潟県国体成年選抜はJAPANサッカーカレッジから9名、新潟経営大学より6名の選抜チームでした。今年は強化遠征や合宿を通して非常に充実した準備期間をチームとして過ごすことができた中で大会に臨むことができました。 自チームの活動がありながらも選手派遣にご理解とご協力をいただいた新潟経営大学様にも厚くお礼申し上げます。

我々、成年選抜は新潟県の代表であることに誇りを持ち【One Team】の精神を共有して北信越国体に臨めたと胸を張って言えると感じています。
「勝負にこだわること」「突き抜けた存在を目指し、自らの価値を証明すること」をテーマに選手全員・スタッフ全員が「For the Team」で一人一人が役割を理解し全うし、全力で挑んだからこその結果だったと思います。

本国体では、昨年以上の結果である上位を目指し選手一人ひとりの成長や飛躍をより一層後押しできるよう精進してまいります。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

「TEAM NIIGATA」の成果

少年男子 監督
古寺 広幸

2007年生まれを中心とした今年の新潟県少年男子は、「北信越国体優勝」そして、2014年長崎国体のベスト4を上回り、「鹿児島国体ファイナリスト」になることを目標に掲げ、活動をスタートしました。 新潟県はU-16トレセンリーグを4戦4勝の1位で終えることができたため、変則リーグで開催される北信越国体は福井県、石川県との対戦になりました。

8月11日~13日に新潟県にて開催された北信越国体。初戦の福井戦はチームコンセプトの一つである「ハイプレス&ハードトランジション」を選手達が体現し、相手に主導権を与えず、ゲームを優位に進めることができました。 練習してきたサイドの崩しやセットプレーから良い形で得点を重ね、6-1で勝利を収めることができました。

続く石川戦は前半の立ち上がり、相手の勢いに飲まれ、セットプレーから失点し、嫌なムードが流れます。しかし、戦術的柔軟性のある選手達は冷静にプレッシング、ビルドアップの方法を改善し、前半のうちに2点を奪い返し、逆転に成功します。 後半は怪我等のトラブルも起こる中、交代で出場した選手たちが試合を安定させ、カウンターから2点を追加し、4-1で勝利することができました。

以上の結果により、北信越国体優勝及び鹿児島国体への切符を勝ち取ることができました。新潟県の4種から2種までの育成の成果(TEAM NIIGATAの成果)をひとつの形として証明できた大会になったと思います。 これも県サッカー協会をはじめとするサッカー関係者の皆様、そして選手達の指導・育成に携わっていただいた指導者の皆様のおかげです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。鹿児島の地で躍動する新潟イレブンの応援を引き続きよろしくお願いいたします。

告知

第102回全国高校サッカー選手権 新潟県大会

トーナメント表

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大会・試合を終えての感想

第25回国際ユースサッカーin新潟を終えて

U-17新潟県選抜 監督
原 伸洋

最初に、今大会を運営してくださった全ての関係者の皆様と、過密な日程の中、選手を派遣してくださった各チームの皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、今大会では11月に開催されるU-17ワールドカップへ出場する3チームと試合をすることができ、新潟県選抜の選手にとっては大変貴重な経験となりました。 特に、各国の代表チームは、新潟の選手がボールを受けてから次のプレーを探していると一気にプレスをかけ、球際の強さで奪いきり、確実にゴールへ迫りました。 簡単なミスから失点を重ねたように見えますが、ピッチ内で体感する連動したプレッシングは、これまでに経験したことのないレベルだったと思います。

今大会に参加した新潟の選手たちは皆、プロのサッカー選手を目標にしているようです。 今回の経験は、それぞれの現在地を知る絶好の機会となったはずです。 チャレンジャー精神に溢れる彼らは、新たな基準をもち、既に目標に向かって努力し始めていることと思います。 彼ら自身が飛躍するだけでなく、この経験を所属チームへ届け、新潟県のサッカーをさらに発展させてほしいと思っています。

第38回日本クラブユース選手権(U-15)大会-15

アルビレックス新潟U-15 監督
水野 裕太

この度、アルビレックス新潟U-15は8月15日から北海道帯広市で開催された「第38回日本クラブユース選手権(U-15)大会」に北信越第一代表として参加しました。 この大会は各地域予選を勝ち抜いた48チームが参加して、リーグ戦を行い、上位チームにてノックアウトステージが繰り広げられました。弊クラブは4年ぶり9回目の出場となりました。

大会に臨むにあたり今のチーム、個人の現在地を知るための大会であり、失敗を恐れず挑戦することを念頭に置いて戦い抜きました。

予選リーグは初戦の緊張感や自分たちより力のあるチームや選手を相手に上手くいかないことも多かったですが、粘り強い対応や最後まで諦めないプレー、恐れずに挑戦していくプレーが随所にみられて2勝1分けで予選リーグを首位突破することができました。

続くノックアウトステージはすべての試合で早い時間に先制され、自分たちで難しいゲームにしながらも同点に追いついてのPK戦での勝利や逆転勝ちなど勝負強さを見せてくれました。 しかしながら、準々決勝で対戦した鹿島アントラーズ戦では全国トップレベルの戦い方、プレーを見せられ敗退となりました。

今大会を通して、全国トップレベルのインテンシティープやメンタリティーを肌で感じることができたので、今後のチームや選手一人一人の日常の意識にどのような変化が出るのか楽しみです。

改めて県予選、北信越予選の大会運営をはじめ、県内のチーム、スタッフの方のご協力、大変感謝しております。また、4種年代の指導者の皆様の指導の積み重ねがあり、この経験をすることができたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。

全国大会に出場して

新潟市立内野中学校 サッカー部顧問
山際 勇也

新潟県総合体育大会と北信越総合体育大会を優勝し、北信越1位代表として第54回全国中学校サッカー大会に出場した。 中国ブロックの2位代表である出雲市立第三中学校に1-2で敗れる結果で終わった。強豪校が出場する大会において成果と課題が明確になった。

成果として、ビルドアップが挙げられる。今年度はビルドアップを基軸とした幅と中央を使い分ける攻撃に挑戦してきた。 個で上回る県外チームに対して自陣挽回を優先しがちだが、選手がスペースを認知して怖がらずにボールを握って選手自信が判断する攻撃にこだわってきた。 大会当日は、相手の背後をとったことによって空いたボランチのスペースを使って前向きの選手をつくり、サイドバックの選手が高い位置をとった数的優位のサイドを起点として攻撃を行うことができた。 結果として1点ビハインドの中、決定機を数回つくることに成功し、得点につながった。

一方で、守備には課題が残った。ボールから遠い選手たちの準備不足、クリアの質の低さが目立った。 結果としてDFラインが低くなりスペースを与えてしまい、センターバックの前のスペースをうまく使われて、逆サイドで失点した。セットプレー時の準備も甘かった。 また、決定機を決めきる力や球際の強度・スピード・アジリティといった部分は全国に比べると低いことが分かった。

成果と課題を生かして妥協せずに個人と集団の戦術の育成に務めていきたい。また、大会に出場するにあたりたくさんの応援を頂きました。本当にありがとうございました。

マルソーカップ第21回新潟県キッズサッカー大会

ジェス新潟東SC コーチ
宮坂 昌樹

この度、「マルソーカップ 第21回新潟県キッズサッカー⼤会」において、2⼤会連続4度⽬の優勝を果たすことができました。

今⼤会も、チームコンセプトである「攻守連動」をテーマに、原則的な部分からトレーニングを積んできました。
⼤会を通して、試合展開や会場の雰囲気によって、上⼿くいかないプレーもありましたが、選⼿達⾃⾝で声を掛け合い、改善や修正していたところが、チームとしての成⻑を感じました。

勿論、2連覇に対してのプレッシャーというのも選⼿達の中で⼤きかったと思います。 決勝戦の前半は、会場の雰囲気に慣れるのに時間がかかり、なかなか思うようなプレーができませんでした。 しかし、後半はそれを感じさせない堂々としたプレー、積極的な姿勢というのは勝利に繋がった⼤きな要因だと思います。
また、スタンドからの声援もとても⼼強かったです。メンバーだけでなく、チーム全員で勝ち取った優勝だったと思います。

今⼤会は優勝することができましたが、まだまだ伸び代のある年代ですし、これを糧に、次の⽬標に向かって励んでいきたいと思います。

最後になりますが、今⼤会にご尽⼒していただきました全ての⽅々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

マルソーカップ

ジェス新潟東SC 主将
笠原 虹汰

ぼく達は、マルソーカップで優勝することができました。

去年優勝した時にピッチに立ったメンバーも多く、2 連覇のプレッシャーがかかる中、とにかく必死にプレイをしました。

決勝戦の時、スタジアムに集まってくださった、ジェスの先輩、後輩達、そのご家族。
大応援の中でサッカーができて、とても幸せでした。
すごく心強かったです。 感謝の気持ちでいっぱいです。まさにジェス新潟東SC チーム全員でつかんだ優勝だと思います。

僕自身は、キャプテンとしても選手としても思うようなプレーができず、くやしい気持ちでいっぱいです。
そんな僕を支えてくれたチームメイトにも、ありがとうと伝えたいです。

このくやしい気持ちと、支えてくださる方々へ感謝の気持ちを忘れずに、これからも努力し続けたいと思います。

成⻑できたガールズゲーム

浜浦コスモス2002 6年
清⽔ 花恋

私がガールズゲームへ参加したのは、今年で2回⽬であり、昨年同様に楽しい時間でした。

昨年は⼈⽣初となる⼥⼦のみの遠征で、楽しみでもあり少し不安もありました。 しかし、6年⽣の先輩たちがリードしてくださり、⼥⼦サッカーの魅⼒を感じることができた遠征でした。

今年は、6年⽣となった私たちが、下学年をまとめ、サッカーの魅⼒を伝える番です。 チームワークを⼤切に、周りに気を配り⾏動することを⼼がけました。 チームとしてブロック2位という素晴らしい成績で嬉しかったのですが、何より参加したみんなと仲良くなれ、⼀緒に楽しくプレーできたことが⼀番嬉しかったです。 また、キャプテンとしてみんなをまとめる⼒もついたと思います。

地域の少年団に所属している私には、サッカー好きの⼥⼦だけで過ごす2⽇間はとても貴重な経験でした。スタッフの皆様に感謝しています。

今後もこの経験を活かし、サッカーを楽しみながら、⾊んなことにチャレンジしていきたいと思います。

ヴィーナスカップを通じて

ボラミーゴ新潟
江口 月姫

私たちは普段から少人数で活動しているチームで、今回はボラミーゴ新潟として単独で出場できた貴重な試合でした。

中高生に加わり4名の小学生と共に戦うことができ、普段では味わえない新鮮な気持ちでヴィーナスカップに取り組むことができました。

ピッチ内では年齢関係なくお互いに声を掛け合い、プレーの質にこだわりながら常にゴールを目指している姿が多くありました。

きっとこのような姿が沢山見られたのは普段から選手同士が伝えたい事を伝え合い、互いの伸びしろを常に見つけ成長し合い、困った時は助け合い、楽しく元気よく選手のみんなが活躍しているからだと気づくことが出来ました。

ボラミーゴ新潟だからこその良さが沢山感じられ、これからもチームメートと互いの絆を深めながら活躍したいと思う大切な試合になりました。